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執筆者の写真T.A

新型コロナ感染によるクラスター発生と、学園閉鎖に至るまでの過程について

8月初旬に長野県より長野圏域の医療非常事態宣言が発出され、感染対策レベルが最高位の6になった。学園では8月8日に発出された県と市の対策方針に沿って、受け入れ施設の整備を行った。学園生は19日に集合する予定で、各学園生には1週間の行動・健康記録の記入と健康観察、19日自宅出発前の検査(pcr・抗原)の実施(任意)とセンター到着後の、薬剤師による抗原検査の全員実施(職員含む)の結果をもって、センター活動を始業した。当日集合した学園生は15名中12名(後に1名帰園)で、集合できなかった3名は2名がコロナ罹患による待機期間、1名は濃厚接触者の疑いありで、自主待機となっていた。また、センター活動が始まるにあたって、保護者には37.6以上の発熱、コロナを疑われる症状が学園生に表れた場合は、センターにお迎えに来て頂き、地元医療機関にて診断を受けて、コロナ罹患の場合は自宅療養の対応をお願いした。

20日には学校登校となり、夕方に学園生1人に発熱症状が現れ、保健室にて隔離対応をした。長野市保健所に問い合わせたところ、センターの防疫体制と生活状況であれば、濃厚接触者は見当たらないとの判断であったが、念のため同室の学園生は生活領域を別とした。当該学園生は21日に自宅に戻り、22日に医師の陽性判断を受けました。

21日には学園生2名が発熱及び喉の痛みを訴えたため帰宅。

22日より念のため登校待機を実施。児童生徒に関しては、リモート授業の対応をして頂く。2名発熱他諸症状・・帰宅

23日2名発熱諸症状・・帰宅

24日3名発熱諸症状・・帰宅、全員登校待機

25日より学園閉鎖を決定し、5名の学園生も全員自宅に戻す。閉園期間は9月2日までとする。療養期間が過ぎる学園生は、期間経過後帰園とする。

27日全員帰宅完了、学園閉鎖となる。指導者は学園再開に向けて、清掃・消毒を実施。

 上記の状況で出来うる同室者の隔離対応・抗原検査の実施をしました。


今回のコロナ感染(クラスタ発生)につきましては、8名の罹患者を出してしまいました。状況に関してましては長野市教育委員会、大岡小中学校、保護者全員に共有し、子どもの人権を第一に諸対応をお願いしました。

学園再開につきましても、長野市保健所及び長野県・長野市発出のコロナ対応マニュアルに沿って、今後学園運営を実施して参りたいと思います。

 この度は多方面にわたりご心配をおかけし、またご協力を賜りました。今回の事例を次に活かすべく、振り返りと対応策を、学園全体で捉えて実施して参ります。

学園長 青木 高志

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