検索
A
釣れたー!!
学園最年少の4年生のY男。4月からお兄ちゃんたちが釣ってくるイワナを見て、『僕も釣りたい!』と、お家に釣竿をお願いして、ようやく竿が手元に届きました。イワナ釣りは仕掛けを作るのも、釣るのもとても難しい釣りで、小さな手で苦労しながら仕掛けを作り、何度も川に出かけては仕掛けを木に引っ掛けたりと、なかなかイワナは釣れませんでした。当然釣り堀ではないので、イワナに気配を感じられないように身を潜め、足音を立てずにポイントに近づきと、お兄ちゃんたちの釣りの仕方を見ては、見よう見まねで諦めずに川に出かけていました。最近は自然に棲むイワナとの戦いみたいでした。
『今日も釣りに行こうね!』と朝から指導者を誘って出かけた夕方。『よしY男、あそこにそっと仕掛けを流してごらん!』『わかった・・!』とY男は忍者みたいに息を殺して低姿勢でポイントに近づき、仕掛けを流しました。そしてなんと、仕掛けを流したとたんに『つっ、つっ、釣れたー!』とブルブルふるえるしなった竿の先には、大きなイワナが釣れていました。もうY男は大興奮!急いでセンターに戻り、『やったー!つれたー!』とセンターの皆にイワナを見せ、皆から『すごいね!』『良かったね!』と褒められてご満悦!夕食にはムニエルにして、皆に振舞ってくれました。きっとY男にとって、このイワナの釣りの1匹は忘れられない体験になったことでしょう。 そして釣れた時に見学してた同学年のR男も、『僕も釣りする!』と心に火がついたのでした。
おめでとう!Y男!これこそが自然体験だね!